自分で治す努力を! 線維筋痛症の患者さんに捧ぐ

私も病気で苦しんでいました

 今から18年ほど前のこと、私は背中の激しい痛みで寝ているだけの日々を送っていました。もうこのまま治らないのではないか、当時は生きる希望すら失いかけていました。しかし周囲の暖かい助けやいろいろな偶然が重なって、自分でも前向きに努力するようになり、あれほどの苦しみではありましたが、1年ほどで普通に生活できるまでになりました。奇跡のようにも思えますけど、病気を治すコツのようなものがあり、それに則って頑張れば誰でも良くなれると思います。
猫
 ではなぜ復帰できたのか、治すコツを紹介する前に、まずは病気になった背景から説明しましょう。

お尻をしたたかに打つ〜発病

 発病する半年前、私はオーストラリアの砂漠をバイクで走っていました。砂の山を飽きるぐらい幾つも越えていたとき、そのひとつで勢いをつけすぎて大きくジャンプし、体勢を崩したまま着地をして、鉄の荷台にしたたかにお尻を打ってしまいました。しばらく息ができずにその場に倒れたのです。激しい痛みをこらえつつも何とか町(バーズビル)までたどり着き、医者(女医)にお尻を見せました(恥ずかしかった(*^^*))。レントゲンも無い小さな診療所ゆえ、「安静に」と言われただけでなんら治療も無く、とりあえず痛み止めをもらって寝ていました。痛みはありましたが1週間もすると動けるようになり、またゆるゆると旅を続けました。このときにもっとしっかりした処置をとっていたら、後にあれほど苦しむことは無かったと思います。しりもちや鞭打ちが原因になると解るのはずっと後になってからです。

ヌラボー平原を行く シンプソンデザートにて 一緒に行った四駆 着地した院長“ビッグレッド”にて マイバイクホンダXLR250RF改

 
 そのお尻の痛みは1ヶ月もすると良くなり、帰国後も通常の生活をしていました。そんなアクシデントのことなどすっかり忘れていた半年後、打ったところとは関係のない背中が張る(凝る)ようになりました。それが次第に痛みになり、苦しくなって病院に行って調べてもらったところ、何の異常も無いとのことでした。それでも医者に食い下がって「痛いんです!」と訴え、より精密な再検査をしましたが結局異常は無し。「どこも悪くない」と不機嫌そうに言う医者の言葉を背に、湿布をもらってとぼとぼ帰ってきました。

 病院から戻り釈然としなかったのですが、その一方で、家の近くで最も評判の高い病院の医者に大丈夫と言われたので安心もしていました。たぶん疲れからの一時的なものだろうと高を括っていました。でもそれは甘かった。だるさで身体が重く痛みはどんどん増していき、、いつしか立っていられなくなり、仕事も続けられなくなりました。

 まだ当時は線維筋痛症や、慢性疲労症候群の病名が無かったので絶対とは言えませんが、それらの病であったと思います。

痛み,だるさ,そしてうつが・・・

 自分は理系の人間なので科学や医学が全てであり、不確かな物(怪しげな治療)を認めるタイプではなかったのです。病気になれば病院へ行くもの。病気は医者が治してくれるものと信じて疑いませんでした。しかし信じていた医者が頼りにならないため、自分としてはなすすべが無く、時折襲う激しい頭痛や、心臓発作のような胸の痛みと息苦しさ、だるさと背中の痛みで寝てばかりの日々を過ごしました。

 それまで医者にかかると言えば歯医者ぐらいで、健康だけが取り柄だった自分なのに・・・と、毎日天井を見つめては自分の不甲斐なさを嘆いていました。男は働いてナンボ,仕事ができてナンボ、と考えていたので、仕事もできない自分は生きている資格が無いと、すっかり落ち込み、今で言う引きこもり状態でした。はっきり言えばうつ病で魂の抜け殻のようでした。

整体へ
 そんなある日、見かねた親類が整体に連れて行ってやると来ました。もちろん断りました。医者一筋の自分は、国立病院の先生が治せないのだから、整体なんかで治るわけが無いと思いました。うつ症状も手伝ってか、外に出る気になれなかったです。あんまりしつこく言うため、しぶしぶ行くことにしました。何箇所かの治療院へ行きましたが、どこの先生も「良くなりますよ」とは言うものの、少しも良くなりはしません。整体なんか・・・と半ばあきらめかけていたとき、ある治療院でだるさが楽になったのです。これは!と思い、通い続けること半年、治療にあわせて先生に言われたストレッチを、歯を食いしばりながら毎日行ったところ、背中の痛みも和らいできました。さらに通い続けるうちに、少しずつアルバイトができるようになり、明るさが戻ってきました。先生が神様に見えました(後に喧嘩別れするのだけど)。

整体師になって考えたこと
 私事ですので、続きはお読みになりたい方だけお入りください。 
そのほかの方は他力本願へお進みください。