後編

 
プラーナの先にあるもの

 プラーナはその魂の醸し出す霊性の働きと相互に影響し合うものです。高い霊性には品格の高いプラーナがあり、低い霊性には品格の低いプラーナが宿ります。

 人にプラーナがあり、霊性があり、魂があります。魂にプラーナがあり、仏にプラーナがあり、神にもプラーナがあります。

 プラーナが解るとその先にある霊性が見え、魂を知り、仏に,神にまみえ、生命を悟了します

 プラーナが解れば、浄霊などと言ってクライアントを苦しめ、泣き喚き,のた打ち回らせたりはしません。一般の人に霊を降ろすのは、低級でおろかなやり方でして、彼らの精神に傷をつけることになります。
 プラーナの働きは何事も無かったかのようにさらりと魂を救済します。


独習の落とし穴

 もしあなたが本当のプラーナを知りたいと思ったらどうしますか?

 今は様々なハウトゥー物や経典,修行に関する書籍がありますが、それらを読んで独習でやりますか?しかしながらそれは大変危険です。

 そもそも解っていない人が書いていることが多く、経典の丸写しでは、デリケートに変化する魂の状態まで表現することは出来ません。

 そもそも奥義を文字にすることはありませんし、あっても解る人にしか判らない様に書かれているものです。

 正しいプラーナの成長と違う誤った方向に進むと,いずれアストラル界のおぞましい連中の甘言に乗り、低レベルの欲望のとりこになってしまいます。

 すると私達から見ればまったく“子供だまし”としか思えない霊的能力を得るのですが、独習者にしてみれば実に魅力的に映るようで、まんまと騙され、高慢な霊能者や驕横な教祖が出来上がるわけです。
 そうなる前に指導者は門下生をいさめ、思い上がりや勘違い,魔境に落ちるのを止めさせるのです

 よくある話に、あるとき突然観音様が夢枕に立ち、不思議な能力を授かったとか、宇宙人が現れて人類を救済するように言われ、高次元パワーが身についたなどがあります。

 確かに人の心を読んだり、病気を治したりすることもありますが、レベルの低いプラーナの所作ですので、決して近寄ってはなりません。

 騙されて一度そこに落ちたが最期、彼等は自分の力では二度と這いあがれないのです。良識有る人は間違っても独習を選んではなりません。

本物の指導者とは

 また良書にめぐり会ったとしても、所詮は顕教の世界ですので、行を深めることは難しいでしょう。

 なぜなら、進化の階梯には様々な障壁があるからです。壁に当たるたびに問題が発生し、前進を阻まれます。時には心身に激しい異常をきたすこともあります。いわゆるクンダリニーです。

 クンダリニーの苦しみを医学的に治癒することは難しく、修行はおろか普通の生活すらできないことが何年も続くのです。
 だから独習は危険であり、正しい指導者につかなければなりません。

 プラーナの解る指導者はあなたの苦しみを確実に治すでしょう。プラーナを整えて、霊性をただし、そして生命を見つめる。

 本物の指導者ならできるはずです。ニセ指導者の解説は達者で哲学的には素晴らしいのですが、臨床的にプラーナを扱えませんし、門下生の苦しみを救えません。そこで見分けることはできます。


指導者に会える機縁

 プラーナ修習は完璧な密教の世界でして、師資相承が基本です。ニセ指導者の言葉に惑わされず、本物の指導者についてください。

 偽者に限って言葉が巧みで大風呂敷を広げ、商売が上手です。いでたちもそれらしく装います。作務衣を着て髪を後ろで結っているようなら二流と考えて間違いないでしょう。横柄と虚飾の所作です。

 本物の指導者は意外に普通の人と変わらないのです。まったく一市井の人と区別がつきません。逆に粗末なものをまとっていて、みすぼらしくさえ見えることもあります。

 案外あなたの隣にいるかもしれません。そんな指導者に会えるのも縁。縁を繋ぐのは力、あなたの実力しだいなのです。


プラーナの基本

 基本的にプラーナには極性があり方向性があります。

 男性と女性とでは極性が違います。同じレベルなら同性同士よりも異性に対してのほうが流れやすく(極性)、身体の上と下、右と左などの極性の違いがありますので、その法則を理解していれば治療効果は上がるでしょう。

 また、レベルの高いほうから低いほうに流れやすいです(方向性)。自分で自分のプラーナを動かすのは熟練者でないと難しいです。

 それからクライアントの中には治療家のプラーナを奪う(汚す)者がいます。普通の鍼灸,指圧や整体治療とは違う形で、自分の体調が悪くなります。効果はありますが、安易なプラーナ療法は後悔することになるでしょう。

 初めのうちはあらかじめ身を守り、注意深く行うべきです。


五つの軌道がすべてではありません

 プラーナにはその流れる道があります。Xタイプ(8の字),Yタイプ(直下降),Sタイプ(らせん),Cタイプ(外周),Fタイプ(二段型)などがありますが、これは代表的な軌道に過ぎません。

 これらベーシックな軌道を操作するのは初歩のレベルであり、行の一通過点でしかありません。 この五つの軌道を修正すればなんでも病気が治ると思ったら大間違いです。

 人により、症状によりプラーナの状態は千変万化します。それほどプラーナは単純ではありません。

 ベーシックコースだけで治ると教えている所もあるようですが、それで治すのは難儀でしょう、ましてクンダリニー性ショックを治めるのは不可能です。

 このベーシックコースの修正が、実際のプラーナ療法の中で占める割合は三分の一ぐらいです。霊性の修正を含めた全治療から見れば二割程度になります。

 プラーナ療法とはあなたの想像をはるかに超えた奥の深いものなのです。


プラーナの真髄

 では五つの軌道以外のプラーナの修正はどうするのか?

 見つけるしかありません。覚者はクライアントのプラーナを診て、流れの悪いところを的確に見つける術を持っています。

 潜在意識をはるかに超えたところの意識に、自分の意識を干渉させて教えを導く方法です。それを心理干渉,または神理観照と言い、私の師匠が20年以上前に考えた造語です。
 心理干渉とはプラーナの格式を高めることで得られる超常能力の一つです。

 秘伝のためここでの詳細な解説はできませんが、意識を変性することで、非現実的な治療点を現実のレベルにまで昇華する技術です。

 変性すると言っても意識をなくしたり、忘我の状態になることではなく、あくまで平常心のままで行います。

 身体と言う小宇宙内の治療の一点だけを見出し、五つの軌道のほかの途切れたプラーナを整えることができます。殆どの病はそれで癒えます。

 しかしそれだけでは治らない病も存在します。プラーナの延長上にある霊性の問題です。

 クライアントの魂の状態が健全でなければ、プラーナを整えて良くなったとしても、直に元の悪い状態に戻ってしまいます。
 
 プラーナは間接的にそれに影響を与えはしますが限界があります。もっと根本的且つダイレクトに健全な状態にする方法を選ばねばなりません。

 どのように異常なのかを心理干渉で感知し、それに見合った霊性の修正をもって治病します。これこそプラーナの真髄であって、至高を極めた覚者のみぞ知る世界なのです。


至福の世界

 プラーナ修習の道は長く険しいです。しかし辛いときも苦しいときも必ず指導者が救いの手を差し伸べてくれます。安心してください。指導者には愛があり、優しさがあり、光があり、真理があります
 プラーナ修習に適性などはありません。投げず諦めなければ、誰でも身につけることができます

 そしてその先には言葉に表せないほどの至福の世界が待っています。そこはもう神の世界なのです。


プラーナ療法を身につけたい

 もしあなたがプラーナ療法を身につけたいと思うのなら、または自分の病気を本気で治したいと思うのなら、「プラーナ療法を身につけたいのなら」にお進みください。

 
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